看取るために必要なこと。死に目に会うための兆候を知っておく

死に目に会えなかったと後悔する方が多くいます。

住んでいる場所が遠く、駆けつけるのに時間がかかる場合や、仕事の都合でどうしても駆けつけることが出来ない場合など理由は様々です。

 

当日になって、危篤状態ですといわれてもなかなか都合を付けることが出来ないと言うのが実情のようです。

当日になると意識も全くなく、下顎呼吸になってたり、呼吸の停止が始まっているのでお別れがすぐそばまで来ているのは誰でも分かるようになります。

お別れの3日前に生じる兆候を認めれば、予定をずらしたりすることが出来ます。

ここでお教えする兆候を認めても3日以上生きたり、3日より早くお亡くなりになることもありますので御了承ください。




3日前に現れる症状

  • 足や手のチアノーゼ(青紫色になる)
  • 尿が出なくなる
  • せん妄と傾眠
  • だるいだるいと言っていたのに急に言わなくなった

 

手足のチアノーゼは心臓からの血液が十分体に行き渡らなくなってきている兆候です。心臓や肺の機能が落ちてきており、そろそろ全身の臓器にも栄養が行かなくなっているというサインです。

尿が出なくなるということは腎臓への血液が不十分になっている兆候です。チアノーゼ同様に心臓や肺の機能が低下してきています。

せん妄や傾眠は頭への血流が少なくなり、生じるサインです。

だるいだるいと言っていた方が急に言わなくなるとなんだかよくなったような気がしますが、お別れが近い兆候です。

 

その他にベッドがら動かない、食事をしなくなった、水を飲む量が減った、呼吸困難が強くなるなどの症状も余命1週間以内に生じている症状ですが、上の4つの症状が観察しやすいのではないでしょうか?

 

これら4つの症状が1つでも現れたら、心の準備をしておけます。

看取りのサインは絶対に当たるというものではありませんが、予測因子としては優秀だと思います。

 

また、ガンの死に方の1割程度は急変によってお亡くなりになるケースがあるので、心のどこかに「急変がありえること」を止めておく必要があります。

死ぬ前に出来る限りのことをしてあげたり、しっかり看病することが深い悲しみから立ち直るためには1番大切なことですが、遠くに住んでいたり,働き盛りだったりすると時間を取ることが難しく、せめて死に目だけは会いたいという方は多くいらっしゃると思います。

 

死に目に会えなかったことは後々になっても悔やまれる種になりがちですので、出来ることなら家族みんなが集まった状態で最期の時を過ごせたらと思います。

余命に関する記事だけでなく、ガンの終末期に関わる症状については、下にある「もっと読んで心を軽くする」という関連記事欄がございますので参考にしてください。

 

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もっと読んで心を軽くする

 

参考文献

緩和医療学会 がん疼痛の薬物療法のガイドライン
苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン
聖隷三方原病院 予後の予測
淀川キリスト教病院(著)2007 緩和ケアマニュアル