終末期に生じるしつこい「しゃっくり」ついて

シャックリ

終末期のしゃっくりは治りにくい。

普段しゃっくりは長くても数時間で治ってしまう。しかし、がん患者の場合はガンが横隔膜や神経を刺激したり,腹水が横隔膜を押し上げていることが原因なので治りにくい。

一度しゃっくりが始まると数時間は止まらない、酷い場合は一日中しゃっくりが止まらないという人もいます。

ご飯を食べたり、水分を摂ると胃が膨らむとしゃっくりが始まったり、冷たいモノを飲むとしゃっくりが始まるなど、きっかけがハッキリしている場合もあります。

シャックリの原因になりやすいガンは、食道癌、肺がん、胃がんです。。脳転移によってしゃっくりが出るばありがあります。

不思議ですが、難治性のシャックリで困っているのは男性が多いようです。






終末期のしゃっくりの治療法

きっかけが発揮ししているなら避けたほうがいいのですが、原因が食事や飲水なので、回避できません。

コップの反対側の縁から水を飲むという方法は簡単ですので、1番最初に試してみてください。コップを両手に持ち親指側でなく、人差し指側のコップの縁から水を飲むだけです。

頭を下げて、コップの反対側に口を付けて飲むと、腹筋が収縮するためシャックリが止まると。

 

鼻から痰を吸うチューブを入れて、喉の奥を刺激すると嗚咽が走り、しゃっくりが止まるという荒療治があります。鼻に綿棒を突っ込んで、コチョコチョさせて、くしゃみを出すと止まるという荒療治もあります。

この方法は一時的に効くのですが、難治性のしゃっくりの場合、スグに再発します。

 

薬物療法

メトクロプラミドという嘔気止めは、胃の動きを良くし、胃の中身の排泄を促進します。胃の圧が下がれば、シャックリが止まる場合には効果が有ります。

局所麻酔薬のキシロカインを注射するとシャックリが止まるようです。神経や横隔膜の神経の興奮を抑える作用によるものです。よく効きくようですが、入院してないと投与してもらえません。

漢方薬の半夏瀉心湯や芍薬甘草湯にもシャックリ(吃逆)に効果があるようです。終末期は薬が飲みづらくなります。細粒のエキス剤であれば、お湯に溶かして飲むと飲みやすいです。

コントミンにも吃逆に効能記載がありますが、終末期のシャックリには効果が薄いようです。

 

シャックリを100回すると死ぬ

シャックリを100回すると死んでしまうという迷信があります。長い間シャックリが止まらない場合は、ガンや大動脈瘤など大きな病気が潜んでいる場合があります。昔からの知恵でしょう。

100回シャックリしても死にませんが、体力を消耗し、生活の質は下がる辛い終末期症状だと思います。