末期に写真を撮っておくこと、飾っておくこと




病気と闘っている写真を撮っておくこと

多くの方はガンと診断されてから、写真を撮っていません。

ガンになると体が痩せてくるため写真を撮ることを嫌う人がいます。

また家族も本人が嫌がるという理由と病人に対する気遣いから、写真を撮ることを遠慮する傾向があります。

しかし、できるだけ写真を撮っておくことをお勧めしています。

それも飾ることのできるような素敵な写真を。

インタビューをさせていただいた患者の多くは、病気になってから写真を取る機会が減ったといいいます。

病気が進行し、やせが進んでからは一枚も写真を撮っていません。なんていう人も多くいらっしゃいます。

病気が進んでから写真を取ることは気が進まないのかもしれませんが。病気と戦っている写真を撮っておく大切さについてこの記事では書かせていただいています。

ありのままの姿をネットに公開している芸能人が増えてきた

最近では、芸能人で癌を患い、終末期のありのままの自分の姿を写真に撮りアップしている方たちも多くなりました。

ネットやブログが発達する前であれば、芸能人たちがどのように病気と戦っているかを知ることは全くできませんでした。

今日は輸血しました〜とか化学療法中で食事ができません!など、病気と戦っている姿をブログにアップする方が多くいますよね。

かなり痩せてからの姿をネット上にアップするのはとても勇気がいることだと想像します。ありのままの姿を写真に撮っておくと、お別れした後、残された家族たちの支えになります。

写真を撮ろう
終末期に多く写真を撮っておくことは、残された家族たちの宝物になります。

病気になると家族の存在の大きさに気づく

病気ととともに過ごした時間は、今まで以上に家族の大切さ、存在のありがたさに気づいてきているはずです。

そのような姿の写真はとても意味があります。

あなたがこの世を去った後、家族たちがあなたがガンと戦った日々の姿はきっと心の支えの1つになるはずです。

 

お別れして、しばらくの間、病気と闘った時間は、触れてはならない思い出になる場合も少なくありません。

家族としては、病気と闘ったあなたの姿を思い出すことはとても辛いからです。

しかし、何ヶ月か、何年かの月日が流れれば、上手に病気と戦った時間を思い出せるようになりってきます。

そのときあなたの姿の写真があれば、深い悲しみを上手に思い出すきっかけになるはずです。

元気だった頃の写真を飾ること

写真を撮ることとは話が少し変わります。

ベットサイドに写真を飾ると、スピリチアルな苦痛が軽減します。

スピリチアルな苦痛とは自分の存在価値、自分と周囲の関係が失われてゆく不安です。体力が低下し、人の世話にばかりなってしまうと、自信がなくなってしまいます。

「もう生きる意味なんてない」といったような発言はスピリチアルな苦痛の現れです。

病気が進むと自分が失われていくことを実感するようになると、いわゆるスピリチアルなな痛みに苦しむようになります。

アルバムや家族の写真を飾ることで、スピリチアルな苦痛を減らせる可能性があります。

自分のアルバム自分が元気だった頃の写真は自分の自信や生きてきた証を実感する手段として、利にかなっています。

自分と家族が写っている写真があれば、自分と家族との関係性を確認することができ、また未来に残されてゆく自分の家族がいるということ が心の支えになるのです。

 

かけがえのない自分自身の歴史があったという実感をえるためにも病気になってからでも遅くないので、写真を撮り、飾ることをお勧めしています。

家族の写真、若かりし頃の写真、結婚した時の写真、子供が生まれた頃の写真、子育てや仕事に奔走していた頃の写真、金婚式の写真そいうう人生の歴史のアルバムを作り本人の手元において上げてください。

本当に力になりますから。

重たいアルバムだと、自分で開けないので、小さく軽いアルバムの方がおすすめです。

この記事では、写真を撮っておくこと、写真を飾ることの意味について書かせていただきました。大きな病気を抱えている方が近くにいるとき、家族としてできることに関する記事を多数アップしております。お役立てください。