緩和ケア病棟やホスピスの平均入院期間

個室

緩和ケア病棟やホスピスに入院してから退院するまでどれぐらい入院するか

ホスピスや緩和ケア病棟は個室料金(差額個室代)がかかることが多く、これは保健医療とは別なので、高額利用制度が適応になりません。

「個室に入れてあげたいけど、どれぐらいかかるか不安なので大部屋でお願いします」

という家族の方は少なくありません。

ホスピスに入所しても何ヶ月も入院してしまうのでは金銭的に困るのでは?という方は多いと思います。

どれぐらいの費用が掛かるのか、ハッキリ言えませんが、全国的なデータを参考にすれば予想できます。

NPO法人日本ホスピス緩和ケア協会のデータによると2011年の平均入院期間は40日です。

この統計は死亡退院だけでなく、自宅に退院した方も入っているので、死亡による退院はもう少し短いでしょう。

このデータは病院ごとで異なってきます。たとえば、積極的に自宅への退院を支援する緩和ケア病棟やホスピスの場合、入院期間は短くなります。

しかし、入院しても自宅退院される方もいますが、8割以上の方は一度入院すると退院せずに,最期までホスピスにお世話になるようです。

平均在院日数を提示している病院もありますので、調べておきましょう。






個室代金

地域や部屋の大きさや設備によって個室代は変わりますが、1日当たりの個室代金は5000円〜1万円前後のようです。6000円ぐらいが多いのではないでしょうか。

個室代だけで、1ヶ月当たり20万円ぐらいかかりそうです。

 

個室のメリット

最期の一ヶ月間は意識障害が現れるようになります。不安、夜間眠れない、せん妄などいろいろな症状が現れ、家族がそばにいる必要があります。

終末期に不安が強くなる時期があります。このとき、家族がそばにいるだけで安心感を得て、夜眠れるようになります。

せん妄が現れ、分けの分からないことや大きな声を発することもあります。大部屋では周囲の人にご迷惑になります。

自分の力でトイレに行けなくなったら、個室で過ごす方が本人も家族も楽に過ごせます。

また、最期は多くの人が訪問します。大部屋だと大勢の人が訪れても本人に面会すらできません。

いつお別れなるかも分かりません。昼間の場合もあれば、夜間の場合もあります。真夜中にお別れになる事態を想像してみてください。

時期によっては不安が強くなり、個室を嫌がるケースがあります。意識状態が少し悪くなってきている兆候です。個室で家族と過ごすべき時期だと思ってください。

経済的な理由で個室を選べない方もいらっしゃると思います。終末期に個室に入らないメリットは経済的理由以外ほとんどないです。

その経済的なコストは20万円ぐらいです。

最期の時を穏やかに過ごすためにも、最期の入院の個室が必要だと思います。

 

どれぐらいの期間入院するか全国平均を示しましたが、これより短くなる場合、長くなる場合はあります。ご了承ください。

緩和ケアに関する関連記事がありますので参考にしてください。