咽頭がん・喉頭がんの末期症状の特徴

咽頭癌や喉頭癌が進行すると、食べれない、喋れない、息苦しいなどの症状がみられるようになります。

また、首には重要な血管や神経があるので、腫瘍が大きくなり神経や血管を圧迫すると様々な症状がでてきます。

ここでは一般的な頚部のガンについて解説したいと思います。

たべれない

咽頭、喉頭とは「のど」のことです。口から舌の根元までを咽頭とよび舌の根元辺りから正門付近までを喉頭と呼びます

咽頭、喉頭は食べたり、喋ったりする役割をになっています。ガンになれば、それらの機能が失われることになります。

咽頭ガンや喉頭ガンでは「声が出せない」「食べれない」という問題が生じてきます。

食べることは人間生活の根源です。ガンにより口の中が占拠されると食べ物や水を飲み込めなくなります。神経や筋肉がガンに侵されれば飲み込む機能が上手く行かなくなり、誤嚥をしたり、詰まった感じがするでしょう。

胃ろうを作り、栄養や水分を直接胃に入れて上げる方法をとったり、鼻から栄養チューブをいれて胃に栄養を投与する方法がとられます。

しゃべれない

手術で声門をとってしまうと声が出なくなります。声門より口の方でガンが大きくなり、呼吸が十分出来なくなると首の真ん中に穴をあけて、直接空気が気管に入るような手術をします。気管切開と呼ばれています。声門より下の気管のところに穴をあけるため喋るのが不自由になります。

気管切開をしても「スピーチバルブ」というチューブを使うと声を出すことが出来るようになります。

手術で声帯をとってしまうと、完全に声を出すことが出来なくなります。

声が出なくなると細かいコミュニケーションが出来なくなることは想像できるのではないでしょうか。筆談すれば大まかな意志を伝えれるのですが、我々が想像している以上に筆談は時間エネルギーを使います。

声が出なくなった人にお会いしたとき感じるのは、相手の話を聞く時間が何倍にもなりとても疲れます。聞いているわたしがこんなに疲れているのであれば、自分の気持ちを筆談してくれている本人はもっと疲れているのではといつも思います。

電子メモパットは筆談のアイテムとしてとても有用であり、このサイトでも紹介しています。

電子メモパッドは筆談の補助になるという記事

声が出なくなり数ヶ月もすると、近くで生活している人であれば口パク「読唇術」で理解できるようになるようです。

 

首の血管の圧迫

喉頭癌や咽頭癌が進行すると、首に流れている大きな血管の流れを圧迫するようになります。圧迫されるのは静脈です。頭から流れてくる血液が滞るようになり、顔が腫れてしまいます。上大静脈症候群とも呼ばれています。ときに頭痛を伴います。

頚部の小さな動脈、静脈がガンによって障害を受けると出血するようになります。細い血管であれば抑えたり、焼いたりして止血できますが、時に大きな血管が突然破綻し、大出血する場合もあるようです。

 

首の神経の圧迫

首には重要な神経が通っています。長時間圧迫されるとしびれが生じますし、ガンによって神経が障害されると痛みを伴います。頚部の神経や脳から直接出ている脳神経(三叉神経など)が障害されると強い痛みが生じます。

首には自律神経もあります。圧迫が強度になると起き上がったときに低血圧になる場合があります。寝ている状態から立ち上がると重力の影響で血液は下半身に集まろうとしますが、反射によって下肢の血管を締めて頭の血流がへらないようにします。

首の自律神経が圧迫されこの機能が破綻すると、寝ている状態から頭を少し起こすだけで血圧が下がってしまいます。足腰はまだしっかりしているのに、寝たきりの生活になってしまう人もいます。

臭い

頚部のガンが進行し、表皮からガンが顔を出すと不快な臭いを発するようになります。ガンが表皮から出てくると強い臭いを発することがよくあるのですが、口の中の雑菌が感染し易い首のガンの場合、特に臭いが強くなります。

臭いが出ていると他人と面会することを嫌うようになります。また、ガンが進行すると容貌が変化するためなおさら他人との面会を避けるようになります。

臭いはとても辛い症状の1つです。痛くもないし苦しくもありませんが、心を閉ざしてしまう症状ですので、積極的な消臭対応が必要です。臭いがある程度コントロールできると本人の気持ちだけでなく、一緒に生活する家族も救われます。

壊死組織の臭い対策

ときに本人が全くにおいを感じていない場合もありますが。

 

首のガン特有の症状は日常生活の質を低下させてしまいます。周囲の理解が大切になってきます。

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