末期癌(がん)の余命数日の特徴的な症状は

余命(残された生存期間)予測をすることで、前もった準備や心づもりができるため家族や介護をするものにとってとても重要です。

とくに余命が2、3日の予測が出来れば「死に目に会えなかった」と後悔する方たちが減るのではないでしょうか?

余命数日の特徴的な死の兆候を理解しておくと、的確な余命予測が可能になります。

 

残された時間が数日なれば、ガン悪液質による筋力低下が加速度的に進み、全身の筋肉量は生命活動がギリギリ行える程度になっているでしょう。

極度にやせ衰え、座ることさえも困難になり、座っているポジションを自力で変えられなくなります。振り向いたり、手を上げたりと言った簡単な動作も難しいでしょう。

声はとても小さくなります。自分から話しかけなくなり、話しかけてもスグに話が終わってしまいます。口数が減ったとかんじるでしょう。目はうつろとなり、周りに対する興味が薄れているように感じるかもしれません。

眠っている方が楽なためか、自ら苦痛を訴えなくなります。とくに、「だるい、だるい」と言っていた方が、急にだるさを訴えなくなることは、お別れが近い兆候です。

 

頭の状態

一週間を切る頃から、一日のうち何時間かせん妄が現れるようになります。幻覚を見るようになりますが、はじめは短い間しか、幻覚を見ないのですが、日に日にせん妄の時間が長くなります。

余命数日になると極端に寝て過ごすことが多くなります。

覚醒する力・目を覚ましている力が低下しているだけで、眠っているのとは違うようです。

一日の大半を寝て過ごしているにも関わらず、熟睡感が得られず、「眠れていない」と患者本人は感じるようです。




その他の特徴的な死の兆候

余命が数日になると、尿が出なくなります。心臓のポンプ機能が低下し、腎臓への血流が減っているからです。

手足が青くなるチアノーゼが見られる場合があります。必ず見られる症状ではありませんが、チアノーゼが手足に現れたら、余命はあと数日です。チアノーゼは心臓の機能や肺の機能が著しく低下した兆候です。

 

のどの奥からコロコロという音(死前喘鳴)が出ることもあります。これも必ず見られる訳ではありませんが、死前喘鳴が聞こえるようになると余命は数日以下のことが多いようです。

この記事に記載したことは一般的な衰弱による死の迎え方の展開です。癌の死に方の1割〜2割程度は急変すると言われています。

最後の2〜3日を予測し、本人の近くで過ごせたという事実は、大切な人とお別れした後の深い悲しみから立ち直るときに力になってくれるはずです。

死に目に会えなかったことが、本人のことを思い出す足かせになってしまうことは残念なことです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

余命に関してもっと知りたい方は、「もっと読んで心を軽くする」という関連記事欄を参考にしてください。その他の終末期の症状などに関してはカテゴリーも参考にしてください。

 

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もっと読んで心を軽くする

 

参考文献

緩和医療学会 がん疼痛の薬物療法のガイドライン
苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン
聖隷三方原病院 予後の予測
淀川キリスト教病院(著)2007 緩和ケアマニュアル