ガンによる筋肉減少のサルコペニアとは?

サルコペニアとは

サルコペニアという言葉は聞き慣れない言葉かもしれません。

サルコペニアとは骨格筋の減少を意味する言葉です。1989年に作られた言葉です。

30歳を過ぎると10年ごとに3〜5%の筋肉が減少し、60歳を超えるとさらに加速して減少するといわれています。

実は近年、加齢にともなうサルコペニアを予防しようという運動が政府を中心に活発になっています。

加齢にともなうサルコペニアを原発性(一次性)といい、栄養障害やガンによって生じる場合、二次性サルコペニアと呼びます。

一次性と二次性サルコペニアのメカニズムは違うのではないかといわれています。骨格筋は分解と再生を繰り返しており、バランスが崩れ、サルコペニアを引き起こすといわれていますが、加齢とガンで何が違うのかは分かっていません。

 

高タンパクの摂取やHMBの摂取、適度な運動が加齢にともなう一次性サルコペニアを予防するという報告はたくさんあります。

ガンによるサルコペニアは速度が早く、予防しても延命効果を認めにくいのですが、やはり適切な運動や高タンパク食、HMBは筋肉量維持に効果が有るというデータがあります。

今のところ分子的なメカニズムの違いは分かりませんが、対策は同じようにするしかないようです。






がん悪液質と悪性腫瘍関連サルコペニアの違い

がん悪液質の定義はEPCRCによると「がん悪液質とは、栄養療法で改善することは困難な著しい筋肉量の減少が見られ、進行性に機能障害をもたらされるタンパク質およびエネルギーの喪失状態」と定義されている。

一方サルコペニアは明確な定義はなく、悪性腫瘍に付随する筋肉量の減少といわれているのみ。

筋肉量が減るという意味で、両者に違いはほとんどありません。サルコペニアに慢性炎症や食欲不振というような意味合いはないようです。

悪液質の治療法で医学的にエビデンスの高い方法はありません。加齢によるサルコペニアの予防対策はガン悪液質に効果があるかもしれません。

ガンになると老化減少のように筋肉量が減ってゆき、活動範囲が制限されるので、同じような予防対策は理にかなっています。

こまで読んでいただきありがとうございます。

悪液質に関する記事だけでなく、ガンの終末期に関わる症状については、下にある「もっと読んで心を軽くする」という関連記事欄がございますので参考にしてください。

 

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もっと読んで心を軽くする