注意力の低下がお別れが近くなってきているという最初のサイン

意識状態が悪くなると、注意力が下がり、自分のいる場所と時間がわからなくなり、眠くなり、最終的には眠ったままの状態になってゆきます。

体の状態が悪くなっても、しばらくの間は頭の機能は保たれますが衰弱が進むと注意力が低下してきます。

注意力とは物事に集中する力です。

注意力が低下し、集中できないと、文字を見続けることが出来ないので、本や新聞が読めません。テレビも見れなくなります。

 

注意力の低下がさらに進むと、自分の周囲に注意を働かせないので、時間感覚や今自分がいる場所がわからなくなります。

今日は何月何日か?今の季節は?今どこにいるか?こういうことがわからなくなってきます。

時間感覚のズレや自分がどこにいるかわからなくなる状態は意識状態が悪化してきたサインです。

周囲からすると認知機能が低下してきたような印象を受けるかもしれません。

 

さらに意識状態が悪化すると、見えないものが見えるようになってきます。

病室に犬が見えたり、自分の部屋に子供が入っているように見えたりします。

さらに悪化すれば声をかけないと目を開けないような状態になっていきます。

もう少し具体的な例をあげながら意識状態の変化について、解説させていただきたいと思います。




意識状態悪化の最初のサイン

意識状態(頭の状態)の悪化のサインは注意力の低下です。

注意力が低下すると、テレビや新聞を読むことが楽しくなくなります。

テレビを見ている間は意識はしっかりしていると判断していいと思います。

テレビを見なくなったり、新聞を読まなくなったり、スマホをいじらなくなったら、意識状態が悪化してきているかもしれません。

注意力が低下すると、何度も同じことを言ったりするので話をしていてもなんだか頼りない感じになります。

さらに意識状態が悪化すると、時間や場所の感覚にズレが生じてきます。

病院にいるのに家にいるようなことを言い出したら、意識状態は悪くなってきています。

理性がきかなくなり理由なく歩き回ったり、怒り散らしたりするようになる場合もあります。

 

今自分が、何時、何処にいるのか勘違いしているので、歩き回ったり周りに迷惑をかけてしまうわけです。

「病気の本人は自分の置かれている状況が分かっていない」状態なので注意しても効果はありません。

「畑の具合を見に行かないといけない」とか「仕事をかたづけないといけない」など発言されることがあります。

 

おかしなことを言うようになったら、かなり意識状態が悪化しており、呼吸や循環も相応に悪化しており、残された時間が少なくなってきているという覚悟が必要です。

意識状態がしっかり保てないというのは、脳幹、間脳、大脳の働きが不十分ということです。その中でも脳幹という部分は脳みその中心付近にあり、呼吸中枢、循環中枢などある部分に存在しています。

 

病気が進行し意識が悪くなってくるということは、生きてゆくために必要な機能の脳幹の働きが悪くなってきていると想定できます。

意識状態が悪くなるということは、生きてゆくためにの機能が破綻しつつあるということを代弁しているのです。

 

注意力低下の段階からお別れまではおおよそ1か月。

「もっと最期の時間を大切にしたかった」という後悔がないようにするには、意識状態の把握がとても大切なのです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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