ガン末期の2大症状の1つである息苦しさを和らげる治療方法

息苦しさの治療にはモルヒネが最もよく効く

たびたびこのサイトで記載していますが、終末期(癌末期)の治療にはモルヒネがとても有効です。

 

モルヒネ以外にもオキシコンチンやフェンタニルなどのオピオイドがありますが、呼吸困難に関してはモルヒネが良く効くようです。

 

モルヒネ以外にも息苦しいと感じた場合の治療方法には酸素、抗不安薬、 ケア、ステロイドなどがあります。

 

モルヒネは内服しても効果がありますが、持続皮下投与により、血中のモルヒネ濃度を一定にするとさらに効果的のようです。

 

息苦しさの原因に不安があるとしたら、精神安定剤などの抗不安薬はとても良いチョイスです。

 

心が落ち着くことで呼吸が楽になるケースは多いようです。鼻マスクや口マスクから酸素を吸うと呼吸が楽になることがあります。

 

やはり、原因が筋力低下や肺の炎症に伴うものであると完全に息苦しい感じをとることは難しくなります。

 

適切なお薬や酸素投与により息苦しい感じを軽減させることが出来ることを知っていただきたいと思います。






モルヒネには悪い循環を止める作用が期待できる

モルヒネは呼吸の苦しさを軽減しますが、病気が良くなっているわけではありません。

 

本来息苦しく感じる感覚を緩和しているだけです。しかし、悪い循環を断ち切る作用があります。

 

息が苦しくなると、一生懸命呼吸をしようとして全身の力を使って息を吸おうとします。

 

ご想像の通り、体力の少ない末期の患者が一生懸命息を吸おうとすると体力を消耗し、とてもつかれてしまうことでしょう。

 

モルヒネによって体力消耗の悪循環を断ち切り、穏やかに過ごすことが出来るようになります。

 

しかし、死の直前になってくると、息苦しさを完全に取り除くことが難しくなることもあります。

 

寝ているだけなら、苦しさを感じることがない場合、患者はほとんど動こうとしません。

 

起き上がり、水を飲むだけでも息苦しい感じがすることでしょう。

 

段々動くことを避けるようになり、ベッド上で寝返りを打つことすらしなくなります。

 

癌の最終段階は、他者の手を借り、体を起こしたり、寝返りを打ったりすることが必要な時期が来ます。

 

息苦しさは不安を引き起こしますし、息苦しさから、動けないような時期は他人(家族)の支え(ケア)が必要不可欠な時期がくるのです。

 

失われてゆく筋力を他人が補う段階では適切なケアを行えば、息苦しさを和らげることが可能だと考えられています。

 

息苦しさの治療には酸素やモルヒネ、安定剤だけでなく、家族によるケアがとても重要になってくることを知っていただけたでしょうか?

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

頭と余命に関する記事だけでなく、ガンの終末期に関わる症状については、下にある「もっと読んで心を軽くする」という関連記事欄がございますので参考にしてください。

 

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2 件のコメント

  • はじめまして。先月、87歳の父を胃がんで亡くしました。二年半前に胃を全摘し、その間は自宅で過ごしておりました。入院する日の朝も、少し食べられないからと検査を受けた結果、余命一ヶ月を宣告され家族皆大変なショックを受けました。水も飲めず点滴だけの状態で、声が出なくなり呼吸が苦しかったり痰が出始めたりと家族が病院で付き添い、医師に伝えることしか出来ませんでしたが、その都度医師は、最善の対処をしてくれたと思います。少し落ち着いてから本サイトを知り、読み進むうち、全く同じ症状が記され、静かに眠るよう旅立った父が、どの様に考え感じていたか、家族の有り方等、いろいろな視点から考えさせられました。ありがとうございました。

    • 大切な人を失った悲しみを埋める気の利いた言葉は持っていません。このサイトに来ていただいたことで、気持ちが軽くなったとしたら、冥利に尽きます。コメントしていただき、感謝いたします。

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