乳がんの末期症状の特徴




乳癌は体の表面近くに出来るガンなので大きくなっても、重要な臓器(肺や肝臓)を圧迫したり、破壊しません。しかし、転移して様々な症状を引き起こします。

治療法が良くなり、延命できる期間が延びていますが、転移を生じる期間も長くなり末期になると転移の症状に苦しみます。

他のガンと同様に悪液質になり、体重が減り食欲が減ってゆきます。

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乳癌の特徴

  1. 体の表面のガン
  2. 肺、肝臓、骨、脳への転移症状
  3. 悪液質




体の表面のガン

体の表面に出来るガンは内臓に出来るガンと異なり、大きくなって他の臓器を圧迫する症状がありません。体の表面に向かって大きくなっても、命に関わらないという特徴があります。

しかし、大きくなると、いつかは皮膚を破り、ガンが体表で感染し、強い悪臭を生じます。

強い悪臭に関する記事はコチラです

皮膚を突き破っても痛みは強くないのですが、見た目は派手であり、ボディーイメージが崩れるため自尊心が傷つきます。

乳癌は女性に多く、乳房という女性のシンボルの形が崩れるため、スピリチアルな痛みを生じやすく、心のケアが重要です。

 

癌は表面に向かって大きくなるだけではありません。ガンは体の中心に向かって大きくなります。

ガンが体の中心に向かって広がってゆくと、肋骨、肺があるため、痛み、息苦しさを生じるようになります。

肋骨や胸膜には痛みを感じる神経があるので、強い痛みが出現します。

までガンが広がれば、息苦しさが生じてきます。

 

転移

乳癌の末期症状の特徴の1つが転移です。

他のガンでも転移は生じますが、乳癌の場合は転移の大きさが命に関わってきますし、症状にもつながります。

骨への転移

乳癌は骨に転移すると、転移したところの骨膜を破壊し骨折を引き起こします。

骨折すれば当然痛いです。

骨転移が増え、転移した骨からカルシウムが異常に放出されてしまうと、血液内のカルシウム濃度が上がり、意識障害を生じるようになります。意識障害は、相当な量の転移が広がらないと生じません。

 

リンパ節転移

乳癌はワキの下のリンパ節や首のリンパ節に転移します。ワキの下には腕からの神経が走っているので、圧迫すればしびれや痛みを生じるようになるでしょう。リンパ液の流れが悪くなると、腕がむくみ、重たく感じるようになります。

また腕が太くなるという、体の姿形が崩れるため、精神的な辛さ、スピリチアルな痛みが生じるでしょう。

 

肺転移

乳癌は肺に近いためか、肺に転移しやすいガンです。肺転移は命に関わってきます。肺転移が大きくなれば、呼吸が不十分になり、息苦しさを生じるでしょう。

肝転移

肝臓への転移も多いです。肝臓への転移は相当大きくならないと肝不全にはなりませんが、肝臓が大きくなるとお腹が痛くなります。

脳転移

脳への転移は様々な症状を引き起こします。痙攣、意識障害、頭痛、吐き気、めまい、半身不随、誤嚥などです。

脳転移は症状が様々で、治療法や対策が少ないため、本人も周囲も大変辛い思いをします。

進行が遅い乳癌で脳転移を引き起こすと、長い間、半身不随や、意識障害、けいれんなどの症状に苦しむ場合があります。

転移の症状についてはコチラの記事も参考にしてください

 

悪液質

体のやせ具合は、乳がんの進行速度に依存します。進行が早い場合は、やせも非常に早く進行します。

どのガンでもいえることですが、ガンと診断された時から、悪液質の予防対策をしておけば、自分で自分のことが出来る時間が増える可能性があります。

乳がんもほかのガン同様に、悪液質の進行が死因となるケースが多いようです。

乳がんの終末期に関して、悪臭、痛み、骨転移などの記事がお役に立てると思います。参考にしてください。