ガンと診断されたとき、既に末期だった

診断

ガンが見つかったとき、既に末期だったという方たちも多くいます。

食欲が減り、体重が減ってきたことが初期症状であったり、腹水が初期症状の場合はかなりガンが進行している場合が多いです。

膵臓癌や胃がんなど進行の早い癌の場合、体重減少(悪液質)が主な症状であったります。ほかの記事でも書いていますが、体重減少がすすんでいるということは、癌がかなり進行してしまっているサインです。

体重減少で病院にかかり、様々な検査をするうちにもしかしたらガンかもしれないと心の準備をしていたとしても、実際医師からガンと診断され、余命が数ヶ月と宣告されたときのショックは相当なものでしょう。

本人だけでなく、ご家族も何をしていいのか分からず、目の前が真っ白になってしまうと思います。

現実を受け止めるには、ある程度の時間が必要になります。あと独ぼっちにならないようにすることはとても重要です。

 

時間が解決する

心にストレスがかかると、回復するまでにある程度時間が必要です。どのような辛い出来事であっても、一定時間過ぎると苦しさは和らぎます。時間経過とともに心の痛みが和らがない場合は精神科的な医療介入が必要です。

わたしたちの心は、辛い出来事に対する防御反応として、現実の出来事を否認し、怒り、取引し、ガッカリしてから、辛い出来事を受け入れるようです。受け入れまでに、全てのプロセスを経るとは限りません。

例えばの話です。車でデバートに買い物に行きます。駐車場がとても混んでおりました。一カ所だけ空いていたのですが、そこは、高そうな大きな外車と壁にはさまれており、駐車しにくそうな場所でした。他の場所を探すか迷ったのですが、探すのも大変そうなので、そこに停めることにしました。上手に止めることが出来ました。

たくさん買い物をして、車に戻ってきました。両手が不自由なまま壁側のドアを開けたとき、「ガチャン」と壁とドアが強く当たり、車のドアが凹んでしまいました。

「え?なんで?」(否認)

「くっそー!!外車が停めてあるるから、(壁側)を開けたのに!」(怒り)

「あ〜、こんなところ停めなきゃ良かったよ。トホホ」(後悔、ガッカリ)

そのうち、くよくよしてもしょうがないし、車を修理に出してあきらめよう。という気持ちになってくるでしょう。(受け入れ)

車を修理に出し、車の傷が治り、数ヶ月もすれば、ぶつけたときの強い感情は薄れてしまうでしょう。

 

死の宣告を受けたときは、車をぶつけた時の比ではありませんが、心の自己防衛反応はだいたい同じです。

死の受け入れ方に関しては、キュブラーロス氏が「死の瞬間」という著書で初めて発表しました。

不幸な出来事を受け入れるには、時間が必要なのです。

 

独ぼっちにしない、独ぼっちにならない

がんの患者や家族は世界で1番不幸なのはわたしたちだと思い込んでしまい、辛さを自分たちで増悪しているケースがよくあります。

わたしが今までお会いした患者や家族の中にも、ガンと診断されたときに既に末期であり、治療法がない方というのは多くいます。

早期の場合は、まだ時間がたくさんありますので、ある程度時間をかけることで癌である事実を受け入れるようになります。

しかし、末期であり残された時間が少ない場合、受け入れるまでの時間が明らかに不足します。それにくわえ、このような方は孤立しがちです。

不幸な出来事を知り合いに話をしたり、同じような立場の方と話をすると心が軽くなるのですが、そのような時間が明らかに足りません。

独ぼっちでいると、先ほどの不幸な出来事の受け入れの後悔やガッカリの段階で留まってしまうのです。

「わたしが癌のはずがない」「まだ治るかもしれない」と「否認」の段階で留まり、高額な代替療法にハマってゆく人もいます。

 

もしこの文章を読んでいる方が、癌と診断されたが、既に末期だった場合、必ず周りの人の協力を得るためにも、はやく立ち直るためにも、近親者や友達に話をしてください。出来るなら、同じような立場の人を探し、共有することが望ましいです。

あなたの支えになってくれるし、何よりあなた自身が死を受け入れ先にすすむ力になります。

 

ピアサポートの様なシステムを利用してみてください。自分と同じ立場の人の話を聞くことは想像以上にあなたの力になります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

下に関連記事欄がございます。もくじカテゴリーも参考にしてください。

 

スポンサーリンク


関連記事