がんになる食事、がんを治す食事




ご無沙汰しておりました。

記事を書くのは本当に久しぶりです。

今日のテーマは食事についてです。できるだけ客観的に書くつもりですが、問題がありましたらご意見ください。

結論から申し上げてしまいますと、普段私たちが摂取する食事でガンと関連がある物はアルコールしょっぱい食事熱い食べ物。がんを治す食事は存在しません。

喫煙と感染が癌の2大原因であることはご存知かもしれません。食事に関しても少しありますがリスクはそれほど高くありませんので、ご心配なく。この記事を読んでいる方の中にはがんを患っている方もいらっしゃると思いますが、食事が癌の原因となるリスクはとても少ないので安心してください。

 

がんになる食事

まずガンになる食事について考えていきます。

今までに、焼きすぎた魚をたべると頑になるとかウインナーを食べるとがんになるという話を聞いたことがあるかもしれません。「加工品はがんになるから食べちゃダメ。」ってよく聞ききませんか?どこまで本当なのか釈然としないため、悪いかもと言われる食べ物はやめておこうって発想になる方がいるのも頷けます。

特に食生活に気を遣っている方は悪い可能性があるといわれているものをわざわざ摂取しようとはしないだろうし、時に過剰に加工食品に嫌悪感を持ってしまっている人のなんと多いことか。正しい知識ではないけど危ういものを摂取しないという発想は正しいと思います。ですが、美味しいウインナーを食べないという発想は少し窮屈です。

今回は正しい科学的根拠を知っていただき、できそうなことだけ実践していくという方針で良いと思います。

食事とがんについて科学的に証明されていることは下の3つです。

アルコール習慣

塩分の多い食事の習慣

火傷しそうなぐらい熱い食べ物、喉が焼けるほどの濃いアルコールの習慣

最新の細かいところまでは調べていませんが、摂取してダメな習慣はこの3点です。肝心なのは、あくまで食習慣という点です。

よく理解しておいてほしいのですが、がんと食事の関係は確率論なので、1回や2回でがんになるというものではなくて、何年も続けた結果であるということ。

アルコールを飲む習慣がある方は、アルコールをのでいない人に比べ大腸がん、食道がん、肝臓がん、乳がんの発癌率は高いようです。飲酒の習慣はは喫煙週間の1/3ぐらいの発ガンのリスクがあるようです。癌になっている方の原因の3番目なので結構強い原因ですよね。

これだけ発癌率とアルコールに相関があるにもかかわらず、あまり大々的にアルコールと発がん性について警鐘を鳴らしていないように思います。私個人の意見ですが、癌を予防したいのであれば何より先に避けるべき食品の中にアルコール飲料が挙げられるでしょう。

明らかに癌にとって飲酒は悪です。

 

不思議なことですが、ビールよりもウインナーの方が癌の原因になりそうな印象がありませんか?加工品に含まれている添加物を毎日毎日摂取し続けたら、がんになるかもしれませんが、わかっていません。ウインナーに含まれている添加物は問題とはいえないようです。

加工品に悪いイメージをお持ちの方はいると思いますが、科学的な根拠は見つけられませんでした。日本の加工食品に含まれている添加物の量では今のところ、がんと関連はないようです。おこげも大量に食べると発がん性があるようですが、ちょっと焦げたぐらいの量では発がん性との関連はないようです。

加工品の代表のウインナーばかり食べている人はいません。加工品の添加物なんてごく僅かです。

大きな問題は塩分濃度の濃い食事を何年も継続することにあります。塩分濃度の濃い食事は胃癌と関連があると言われています。日本人の食事摂取基準(厚生労働省策定「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)では男性は7.5g未満、女性は6.5g未満に食塩の摂取量を抑えることを推奨しています。

また、熱いお粥を食べる習慣がある地域では食道がんが増えてくるようです。和歌山や奈良では朝ご飯で熱い茶粥を食べる人が多く、食道がんの患者が他の地域に比べ多いようです。

野菜の摂取量が少ないとがんになるリスクが上がると言われています。野菜の摂取は積極的に行ったほうがいいようですね。

癌を治す食事

私の知り合いの方で、白血病を克服した方がいます。その方はよく質問されるそうです。「何を食べていたら癌が治ったのか」と。

その方が言うには、「私の癌が治ったのは治療法がうまくいったからであり、何か食べていたおかげで治ったわけではありません。そもそも癌の治療中は気持ち悪くて食事なんてろくにできませんでした。」と

癌を克服した方にどのような食生活をすれば、癌を克服できるのか知りたい気持ちはわかります。しかし、もしそんな方法があるとしたら、治療法として確立されているはずです。

これだけははっきりいえます。癌を治す食事はありません。

もし癌を患っている方やその家族の方が読んでくれているのなら、ぜひ心に留めておいてほしい。癌になったのは誰のせいでもないし、これから健康食品や体に良いと言われているものを食べても、その食事で癌が治ることはありません。

癌になった方の多くの人が高額な健康食品を摂取しており、経済的な負担になっている方がいます。はっきり言って無駄です。

食事の基本は美味しく食べること

癌になった方が高額な健康食を始めたという話はよく聞きます。周囲の方が勧めているケースもよく聞きます。癌になってから何を食べても変わりません。もしあなたが、癌を患っている方なら、美味しく食べれるものを食べてください。

頑張って健康に良さそうなものを摂取する必要はありません。

癌になってからも働いている人もいるでしょう。仕事もして、完璧に自炊するなんて不可能ですよ。不可能でなくても大変です。食事の準備には時間がかかります。

おそらくあなたにとって大切なことは健康的な食事をとることは食事だけではありません。家族と団欒して過ごす時間、本を読んだり、テレビを見たり、スマホで情報収集する時間もあなたにとって大切な時間です。

食事の基本は美味しく食べること。より健康なものを食べなくっちゃと食事に気負わずに楽に生活してほしいと思い、この記事を書きました。

食べすぎないように注意したり、アルコールを控えたり、塩分を控えたりする努力は当然必要だと思いますけどね。