薬ばっかり頼らないで!もしかしたら息苦しさの原因は不安や寂しさにあるかも

孤独感や死に対する不安が強くなると心が重くなり、わずかな体の変調でも敏感になり強い症状として現れてしまうことがあります。

 

咳を数回するだけで、もうすぐ死ぬのではないかとか、肺のガンが大きくなっているのではないかと不安が強くなることもあります。

 

痰に血が混じるようになると不安が強くなることは容易に想像がつきますよね。

 

様々な不安が呼吸を苦しくすることもあります。

 

誰しも経験があると思いますが、片思いの好きな人が違う異性と仲良くしていると息が苦しくなりますよね。

 

当然、死に対する強い不安は恋愛の不安とは比較ならないほど息を苦しく感じさせるでしょう。

ここからは不安と息苦しさが密接な関係であることを説明していきますね。






息苦しい感じが不安を増強するし、不安が息苦しさを増強するということです

息苦しい感じは死への不安を増強します。

 

息苦しさは不安を強くし、不安がさらに息苦しさを強くし、不安がぐんぐん大きくなり、最後には死にたいと思うぐらい心も息も苦しくなります。

 

不安が続く限り、息苦しい感じがするし、息苦しい限り、不安を感じるのです。つまり、息苦しさを軽減させることはとても重要な治療だということです。

 

余談になるかもしれないが、サチュレーションモニターという大変便利な装置の話をさせてください。

 

おそらく一度は見たことがあると思いますが、指にはさむだけで動脈に取り込まれている酸素の量を測定できるという機器です。

 

0から100までの数値があり健康な人は95~100%の値を示します。

 

動脈の中のヘモグロビンのどれぐらいが酸素を取り込んでいるかと言うことをパーセンテージであらわす医療機器です。

 

血液内の酸素濃度を評価することができ、医療の現場では日常的に使われています。医療者はこのサチュレーションモニターが大好きで、依存症になっているお医者さんや看護師さんは多いと思います。

 

お医者さんが「サチュレーション測って。」と言うのを聞いたことがあるかもしれません。

 

医者や看護師はサチュレーションモニターが大好きなようで、とても信頼しています。

 

患者たちが「息が苦しい」と訴えても、サチュレーションモニターで100%という数字を見るとお医者さんや看護師さんは安心してしまうのです。

 

患者さんが「苦しい」と訴えても、「大丈夫。○○さん。サチュレーションで98%だから。心配しないでいいよ。」というお医者さんや看護師さんが存在します。

 

息を苦しがっていることが問題であるのに、サチュレーションモニターに絶対的な信頼を置いているため、患者は苦しいままになっているということを聞いたことがあります。

 

逆に患者にも多少息苦しくても、サチュレーションが95%以上だと安心するという人がいます。

 

息苦しさというのは患者が感じる症状であり、サチュレーションモニターは息苦しさを測定するものではないのです。

 

痛みの程度を測定する器械がないのと同じです。

 

サチュレーションモニターも「ヘモグロビンと酸素の結合割合」を測定しているだけで、患者の苦しさを計っているわけではありませんよね。

 

サチュレーションモニターで100%であっても息が苦しいことはざらにあります。

 

サチュレーションモニターで85%であっても息が苦しくないこともあります。

 

癌末期になり、体動が少なくなると血中酸素濃度が低くても、息苦しさをかんじないこともあるんです。

 

病気が進行し、意識レベルが低下すれば息苦しさは感じなくなるでしょう。

 

知っておいてほしいことはサチュレーションモニターはひとつの参考にはなるが、患者自身が苦しいと感じるか感じていないかが最も大切なんだということをご理解いただけたのではないでしょうか。

 

サチュレーションが高くても、苦しければ、医療者に息苦しいと遠慮なく訴えてよいってことを知っておいて欲しいことです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

息苦しさと不安に関する記事だけでなく、ガンの終末期に関わる症状については、下にある「もっと読んで心を軽くする」という関連記事欄がございますので参考にしてください。

 

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