血圧が低下し、脈が触れなくなり、穏やかに臨終の瞬間がおとずれる

ガンの末期において血圧低下は最期のお別れとなるサイン

血圧が低くなり上の血圧(収縮期血圧)が70mmHgを下回るようになると機能が低下し、生命を維持することができない最終段階にきています。

いわゆる危篤と呼ばれる状態になっています。

上の血圧が70mmHgを下回る段階になると多くの患者が目を開けて過ごすことはできなくなっているハズです。頭に血液が回らないので、目を覚ましていることが出来ません。

血圧が下がり始めた状態では、目を覚まし続けることができず、眠っている状態になります。

大きな声で呼びかけないと目を開けません。目を開けても、すぐに目を閉じて眠ってしまうでしょう。

今まで、痛み息苦しさのようなつらい末期症状で悩まされてきた方たちであっても、人生最後の3日間は頭の機能低下(強い眠気)とともに肉体的な苦痛や精神的な苦痛から解放されつつあります。

 

最終的に、上の血圧が70mmHgを下回る段階になると、脈が触れなくなります。声をかければ目を開けて返事をしてくれるかもしれませんが、焦点を合わさず、すぐに目を閉じて、眠ってしまうでしょう。声をかけるぐらいでは目を開けることができず、体をゆすらないと目を開けなくなります。

しばらくすると、強い刺激であっても反応しなくなります。

苦しさもなくなり、苦痛から解放された状態がしばらく続き、数時間から半日後に穏やかに臨終を迎えます

 

ドラマや映画みたいに、今まで目を覚まして話しをしていたのに、次の瞬間に「バタリ」と絶命することはあり得ません

多くのガン患者は血圧が下がりだしてから半日ぐらいかけて臨終を迎えます。

臨終間際に、「ギャー痛い、苦しい。死にたくない」と言いながら、死んだ人の話を聞いたことがありません。

臨終の間際というのは、どんなに苦しんできた方も穏やかな最期を迎えるのです。

 

心臓のポンプ機能がいよいよ限界まで低下したとき、血圧が下がり始める

がん終末期において、悪液質が進行し、げっそりと痩せてしまっていたとしても、血圧が保たれます。あと2~3日でお亡くなりになりそうな状態でも、血圧は保たれます。

尿が出なくなり手足が青くなるチアノーゼが見られたとしても、最後の1日まで収縮期血圧90mmHg以上を維持します。

悪液質による消耗は様々な臓器でも生じているので、当然心臓の機能も落ちているはずですが、心臓は最重要臓器のため、最後の最後まで機能が保たれます。

 

血圧が下がりだすということは、全身が衰弱しきっているので、血圧を上げる薬(昇圧剤)を使ってわずかばかり血圧が上がっても、焼け石に水です。意識まで戻ることはありません。つまり頭の機能を戻すことはできません。

脈が触れなくなり、血圧が70よりも下がりだしたらお別れが間近に迫っていることを察し、身近な人を集めたほうがよさそうです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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終末期、緩和ケア、死生観の研究をしてます。終末期を穏やかに過ごすためには医療サイドと家族サイドの見解の一致が不可欠です。死への知識を深め、家族の力をアップさせることが終末期の苦痛を減らす大きな要素だと信じております。